「ちょっとしたことで落ち込んでしまう」
「ついネガティブなことを考えてしまう」
「気持ちを切り替えたいのに、なかなかできない」
そんなことはありませんか?
私たちは毎日、いろいろな感情を感じながら生きています。
嬉しい、楽しい、ワクワクする!
一方で、不安、焦り、怒り、悲しみ……。
できることなら、いつも前向きな気持ちでいたいですよね。
でも、ネガティブな感情を感じること自体が悪いわけではありません。
大切なのは、ネガティブな感情を無理になくそうとすることではなく、
自分の感情に気づき、少しずつ切り替える方法を知っておくこと。
実は、感情に働きかけるために、私たちが意識できることがあります。
今回は、自己肯定感を高めるためにも知っておきたい、感情との付き合い方を3つご紹介します。
1.身体の使い方を変える
落ち込んでいるときの自分を想像してみてください。
肩が下がっている。
背中が丸まっている。
視線が下を向いている。
呼吸が浅くなっている。
そんな身体の状態になっていませんか?
では、嬉しいときや楽しいときはどうでしょう?
自然と顔が上がり、表情が明るくなり、身体も軽やかになっているかもしれません。
このように、身体の状態と感情は、お互いに影響し合っています。
気分が落ち込んでいるとき、無理に「元気を出そう!」と考える必要はありません。
まずは、身体の使い方を少し変えてみましょう。
例えば……
- 背筋を伸ばしてみる
- 顔を少し上げて、遠くを見る
- ゆっくり深呼吸する
- 軽く身体を動かしてみる
- 好きな音楽に合わせて身体を揺らす
ほんの少しの変化でも、気分を切り替えるきっかけになることがあります。
もちろん、身体を変えれば必ず気持ちが変わるわけではありません。
でも、気持ちが変わるのを待つだけでなく、身体から働きかけることもできるのです。
感情が変わるのを待つのではなく、まず身体から変えてみる。
ぜひ試してみてくださいね。
2.自分への質問(フォーカス)を変える
あなたは、うまくいかないことがあったとき、自分にどんな質問をしていますか?
「どうして私はダメなんだろう?」
「なんで、いつもうまくいかないんだろう?」
「また失敗したらどうしよう……」
こんな質問を繰り返していると、できなかったことや不安なことに意識が向きやすくなります。
では、質問を変えてみたらどうでしょう?
「この経験から学べることは何だろう?」
「今の私にできることは何かな?」
「どうしたら、少しでもうまくいくかな?」
同じ出来事でも、問いかけが変わると、注目するものや考え方が変わってくることがあります。
ここで覚えておきたいのが、
質問がフォーカスを生み、フォーカスが感情に影響する。
ということ。
私たちは、頭の中でさまざまな問いかけをしています。
そして、その質問によって意識が向いたものを見つけ、考え、意味づけをしていきます。
例えば、仕事でミスをしたとき。
「私は本当に仕事ができない」
と考えれば、自信を失うかもしれません。
でも、
「次に同じミスを防ぐには、何ができる?」
と問いかければ、改善策を考える方向へ意識が向きます。
出来事そのものをすぐに変えられなくても、そこから何に目を向けるかは、少しずつ変えていくことができます。
自己肯定感を高めたいなら、自分を責める質問ばかりではなく、自分を理解し、応援する質問を増やしてみましょう。
今日から、自分への質問を意識してみませんか?
3.自分が使っている言葉を変える
あなたは普段、自分にどんな言葉をかけていますか?
「どうせ私には無理」
「私なんて……」
「またできなかった」
「失敗したら恥ずかしい」
もし、こんな言葉をよく使っているなら、少しだけ意識してみてください。
言葉には、私たちの中にイメージをつくる力があります。
例えば、「失敗したらどうしよう」と考えると、失敗した場面を想像して、不安が大きくなることがあります。
反対に、「まずはやってみよう」と言葉を変えると、一歩踏み出す場面をイメージしやすくなるかもしれません。
つまり、
言葉がイメージをつくり、イメージが感情に影響する。
ということです。
だからこそ、普段使っている言葉を少し変えてみましょう。
例えば……
「どうせ私には無理」
→「どうしたらできるだろう?」
「また失敗した」
→「次に活かせる経験ができた」
「何もできなかった」
→「今日できたことは何だろう?」
「私には自信がない」
→「自信がなくても、できることはある」
無理にポジティブな言葉を使う必要はありません。
落ち込んでいるときに「私は最高!」と無理やり思い込もうとしても、しっくりこないことがありますよね。
そんなときは、今の自分が受け入れられる言葉を選べばいいのです。
「今はつらい。でも、できることから始めよう」
それだけでも十分です。
自分にかける言葉を、厳しく責める言葉から、理解し応援する言葉へ。
その積み重ねが、自分との関係を変えるきっかけになります。
感情との付き合い方を知ると、自分との関係も変わっていく
今回ご紹介した3つのこと。
- 身体の使い方を変える
- 自分への質問(フォーカス)を変える
- 自分が使っている言葉を変える
感情は、いつも自分の思いどおりになるわけではありません。
悲しいときは悲しい。
不安なときは不安。
腹が立つときは腹が立つ。
そんな自分を否定しなくてもいいのです。
まずは、「今、私はこんな気持ちなんだな」と気づいてあげること。
そのうえで、身体・質問・言葉を少しずつ変えてみる。
それだけでも、感情に振り回されるのではなく、自分で自分を整えるための選択肢が増えていきます。
そして、忘れないでほしいことがあります。
自己肯定感を高めるというのは、いつもポジティブでいることではありません。
ネガティブな感情を感じる自分も受け入れながら、自分を大切にする方法を知っていくことです。
自分の感情に気づく。
自分の思考のクセを知る。
自分にかける言葉を選ぶ。
その積み重ねが、自分への理解を深め、自分らしく生きるための土台になっていきます。
あなたは今日、どんな身体の使い方をしますか?
自分にどんな質問をしますか?
そして、どんな言葉をかけてあげますか?
まずはひとつ、できることから始めてみましょう。
自分を知り、自分を認め、自分らしい人生をデザインする。
自分史上最高を、更新し続ける人生へ。

