「このままじゃ嫌だ!」
「もっと自分らしく生きたい!」
「やりたいことがあるのに、なかなか行動できない……」
そんなふうに思ったことはありませんか?
本を読んだり、セミナーに参加したり、
自分を変えるために学んでみたり。
よし!今度こそ変わろう!!
そう決意したのに、
気づけば、またいつもの自分に戻っている。
そして、そんな自分に対して、
「私って、意志が弱いな」
「どうして行動できないんだろう」
「やっぱり私には無理なのかな……」
と、落ち込んでしまう。
でも、ちょっと待ってください。
本当に、あなたの意志が弱いからなのでしょうか?
実は、自分を変えたいのに変えられないのには、いくつかの理由があるんです。
① 頭では変わりたい。でも、心は変化を怖がっている
人は、変化に不安を感じることがあります。
たとえば……
本当は転職したい。
でも、今の仕事を辞めるのは怖い。
自分で仕事を始めてみたい。
でも、失敗したらどうしよう。
自分の意見を言えるようになりたい。
でも、嫌われたらどうしよう。
頭では「変わりたい」と思っているのに、心のどこかでは「今のままの方が安全」と感じている。
そんなことが起こるんです。
心理学では、現状を維持しようとする傾向や、変化によって失うものを避けようとする心理などが知られています。
つまり、変われないのは、
変わりたくない気持ちがどこかにあるからかもしれません。
それは、あなたがダメだからではありません。
自分を守ろうとする気持ちが働いている可能性もあるのです。
だからこそ、無理やり自分を変えようとする前に、まずは自分の心に聞いてみてください。
「私は、何が怖いんだろう?」
その答えに気づくことが、最初の一歩になります。
② 自分の本当の気持ちが分かっていない
「もっと自分らしく生きたい!」
そう思っていても、
自分らしく生きるって、具体的にどういうことでしょう?
どんな仕事をしたい?
どんな毎日を送りたい?
誰と、どんな時間を過ごしたい?
何を大切にして生きたい?
ここが曖昧なままだと、何を変えればいいのか分からなくなってしまいます。
さらに、周りの人の価値観を自分の価値観だと思い込んでいることもあります。
「安定した仕事に就くべき」
「人に迷惑をかけてはいけない」
「いい年齢なんだから、挑戦するのは難しい」
本当に、あなた自身がそう思っているのでしょうか?
それとも、いつの間にかそう思うようになったのでしょうか?
自分を変えるために必要なのは、
やみくもに努力することだけではありません。
まず、自分を知ること。
自分が大切にしている価値観や、本当に望んでいることに気づくことが大切です。
③ いきなり大きく変わろうとしている
よし、変わるぞ!
そう決意すると、つい大きな目標を立ててしまいませんか?
毎日、完璧に行動する。
苦手なことも克服する。
明日からは、絶対に弱音を吐かない。
でも、最初から頑張りすぎると、疲れてしまうこともあります。
そして、できなかったときに、
「やっぱり私は続かない」
「また失敗した」
と、自分を責めてしまう。
変化は、必ずしも大きな決断から始まるわけではありません。
いつもなら言えない自分の意見を、ひとつ伝えてみる。
気になっていたことを、10分だけ調べてみる。
やりたいことを、ノートに書いてみる。
そんな小さな行動でもいいんです。
大切なのは、完璧に変わることではなく、少しずつ新しい経験を重ねること。
小さな一歩を積み重ねることで、自分への信頼が育っていきます。
④ できなかった自分を責めてしまう
行動できなかった。
決めたことが続かなかった。
また、いつもの自分に戻ってしまった。
そんなとき、あなたは自分にどんな言葉をかけていますか?
「やっぱりダメだな」
「私には無理なんだ」
「どうせ変われない」
もし、そんな言葉をかけているなら、少しだけ立ち止まってみてください。
自分を責めることで、次の行動につながることもありますが、責め続けることで自信を失い、動きにくくなってしまうこともあります。
そんなときは、自分を責める代わりに、こう問いかけてみませんか?
「どうしたら、もっと行動しやすくなるだろう?」
時間が足りなかったのかな?
目標が大きすぎたのかな?
ひとりで頑張ろうとしすぎたのかな?
原因が分かれば、次の工夫ができます。
できなかった自分を否定するのではなく、次に活かす。
それも、自分を成長させる大切な方法です。
⑤ 自分を変えることばかり考えて、自分を理解していない
もっと自信を持たなきゃ!
もっとポジティブにならなきゃ!
もっと頑張らなきゃ!
自分を変えようと、一生懸命努力する。
でも、その前に大切なことがあります。
それは、今の自分を理解すること。
なぜ、人の目が気になるのか。
なぜ、失敗するのが怖いのか。
なぜ、本当はやりたいのに行動できないのか。
そこには、これまでの経験や、自分なりの考え方の癖が関係しているかもしれません。
理由が分からないまま、自分を変えようとしても、同じところでつまずいてしまうことがあります。
だからこそ、自分の心の動きや考え方を知ることが大切なんです。
自分を理解することは、自分を甘やかすことではありません。
自分を知るからこそ、自分に合った変わり方を選べるようになるのです。
自分を変えたいなら、まず自分を知ろう
自分を変えたいのに変えられない。
そんなとき、私たちはつい、
「もっと頑張らなきゃ!」
と思ってしまいます。
でも、必要なのは、もっと頑張ることだけではないのかもしれません。
自分は何を怖がっているのか。
本当はどうしたいのか。
何を大切にして生きたいのか。
自分のことを知ることで、今まで見えていなかった選択肢に気づくことがあります。
そして、無理に誰かのようになろうとするのではなく、自分に合った一歩を選べるようになっていきます。
私は、自分を変えるためのスタートは、
自分を否定することではなく、自分を理解することだと思っています。
自信がなくてもいい。
不安があってもいい。
すぐに変われなくてもいい。
それでも、自分の人生を諦めなくていいんです。
今の自分を知り、認め、少しずつ行動していく。
その積み重ねが、なりたい自分へとつながっていくはずです。
最後に、ひとつ質問です。
あなたが今、
「変えたいのに変えられない」
と思っていることは何ですか?
そして、その裏側には、
どんな気持ちが隠れているのでしょうか?
少しだけ、自分の心と向き合ってみてくださいね。
自分迷子から、なりたい私へ。
自分を知ることから、
自分らしい働き方と人生をデザインしていきましょう。

